用途別フレキシブルコンテナバッグ完全ガイド-もう用途やサイズや容量で迷わない

2016年05月31日

 

フレキシブルコンテナバッグ規格 パーフェクトガイド

フレキシブルコンテナバッグの規格で迷っていませんか?フレキシブルコンテナバッグ(フレコン、コンテナバッグ、フレコンバッグとも呼ばれる)は、穀物や飼料、土砂や砂利などの包材として使われ、分別や保管、輸送などの際に用いられます。コンテナやパレットと違い布状で軽く、小さく折りたためるので未使用時に省スペースです。食品や農業、化学、建築材料などたくさんの業界で活躍しています。

 

マチ部分の形状や下部開口部の開閉方法、素材やランニングの種類、角型や円筒型といった全体の形状など、種類が多彩な点も嬉しいですね。ここでは用途別のフレキシブルコンテナバッグ規格パーフェクトガイドをご紹介します。もうフレキシブルコンテナバッグの用途やサイズや容量で迷う必要はありません!


タイプ別フレキシブルコンテナバッグ一覧
https://www.kensetsu-shizai.com/products/list.php?category_id=90

 

特注名入れ・オリジナルフレキシブルコンテナバッグ
https://www.kensetsu-shizai.com/user_data/tokutyu.php

 

imasia_9379135_XL

フレキシブルコンテナバッグの正しい選び方

フレキシブルコンテナバッグは粉末や小さな粒状で大量の資材などを入れるものなので、内容物充填後は重たくなります。そのため運搬方法や耐荷重との兼ね合いで規格を選ぶ必要があります。

 

素材はポリプロピレンやポリエチレンなどです。容量は180~3000リットルと幅広く、素材によって耐荷重が違うので注意が必要です。1000リットルのタイプがコアラインで、オーダーメイドも可能です。

 

imasia_13011514_XL

 

  • 外形

フレキシブルコンテナバッグの外形は円筒のものと角型のものがあります。汎用タイプは円筒型で、用途別に下記のようなサイズが普及しています。汎用品は安価なので、用途に合うならおすすめです。検討してみましょう。

 

投入口の

形状

全開

一部開口

全開

一部開口

全開

一部開口

排出口の

形状

全開

なし

一部開口

用途

たい肥等

飼料等

土のう

産業廃棄物等

セメント

石灰

土壌改良材等

肥料

工業製品等

穀物

配合飼料等

汎用

サイズ

1100φ×1200H

1100φ×1200H

1100φ×1080H

1100φ×1100H

1100φ×1100H

1100φ×1200H

1100φ×1100H

900φ×900H

1100φ×1100H

1100φ×900H

  • 吊り下げ方法

フレキシブルコンテナバッグは基本的にベルト吊りタイプで、特殊な仕様としてロープ吊りタイプのものもあります。ベルトが下まで入り込んでいる構造のものは丈夫です。

 

  • 内袋の有無

内袋を使えば防湿効果が得られ、粉体を入れた場合も漏れにくいというメリットがあります。水切り性能のあるものはメッシュの目が粗く、水が切れるので液体を含んだものを入れる場合に適しています。風通しがよいので保管に使ってもよいでしょう。

 

  • 投入、排出方法の違い

投入口は全開するものと、一部開口のものがあります。排出口はあるものとないものがあり、あるものの中に全開するものと一部開口のものがあります。反転させて投入口から排出も行う場合は、反転フックのついたものを選ぶと便利です。

 

  • 特殊な仕様

フレキシブルコンテナバッグはオーダーによって、下記のような特殊仕様の発注も可能です。使用場所に応じ、導入を検討してみましょう。

 

・UN(危険物容器)仕様

・防湿仕様(アルミ箔)

・高ガスバリア仕様(酸素透過防止)

・クリーン袋仕様(A級洗浄品の提供)

・帯電防止仕様

・特殊素材内袋(防湿性、酸素透過防止、紫外線防止)

 

屋外で長期間使うなら耐候性のタイプを

フレキシブルコンテナバッグは樹脂製なので紫外線で劣化しますが、長期間屋外で使用する場合はUVカット処理を施した「耐候性大型土のう」もあります。防災や災害復旧、土木工事の現場などで活躍しています。劣化して破損すると労災事故に発展する可能性もあるので、それ以外のタイプは紫外線ができる限りあたらないよう、シートで保護したり日陰に置いたりといった工夫をしてください。保護専用のシートも発売されているので、導入を検討してみましょう。

 

imasia_4431438_L

 

ランニング1種と2種の違い

フレキシブルコンテナバッグにはJIS規格(日本工業規格)が定められており、その中にはランニングI形、ランニングJ形、クロススタンダード形、クロスシングルという種類があります。

 

ランニング形は繰返し充填でき、破れた場合は専用の補修テープで修理可能な製品です。その中でも耐候性・防水性に優れたものがランニングJ型です。ランニングJ型の中にはさらに1種と2種があり、素材や丈夫さの違いで分けられます。2種は汎用品でメーカー在庫がありますが、さらに丈夫で性能が高い1種は基本的に受注生産なので、必要な場合は早めに手配しましょう。

 

クロス型は、いわば使い捨ての製品です。クロススタンダード形は、充填回数が数回または使用年数1年と限られたもので、修理使用はできません。耐候性土のうもこの中に属しています。クロスシングルは1度きりの充填を目的とした大型土のうです。

 

imasia_9379131_XL.jpg  4912×7360

 

フレキシブルコンテナバッグをさらに便利にするオプション

フレキシブルコンテナバッグには保管に使用できるラックやスタンド、移動にも使用できるキャスター付きキーパー台車、内容物をホコリや雨、飛散から守るカバー、玉掛け等に使用可能な剛性スリングベルトなどのオプションを追加することができます。ゼッケンや荷札をつけることで、内容物を表記すれば仕分けに使用することもできるでしょう。

 

ランニング形の製品は、ちょっとした傷みなら専用の補修テープでふさぐこともできます。専用品の使用は作業効率向上に貢献することもあるので、導入を検討してみましょう。

 

 

理想のフレキシブルコンテナバッグを求めて

運搬・保存と、さまざまな用途で活躍するフレキシブルコンテナバッグ。今まで容器を限定していたものにフレキシブルコンテナバッグを使うことで、作業スペースの有効活用につながるケースもあるかもしれません。ひと口にフレキシブルコンテナバッグといってもサイズや形状、機能はさまざま。内容物と作業内容にあった規格のフレキシブルコンテナバッグを導入しましょう。

 

関連商品