労働安全衛生リスクを軽減!遮熱シートの効果

2015年08月31日

労働安全衛生リスクを軽減!遮熱シートの効果

進む温暖化で増す気温対策の必要性

気温対策などの労働環境の改善には、生産性の向上など、多くの効果が期待できます。
また、温暖化により気温の上昇が身近になっている今、業務中の死亡事故も各地で発生するようになってきました。
そこで今注目されているのが、「遮熱シート」の活用です。ここでは、遮熱シートの機能性や役割についてご紹介いたします。

遮熱シートとは?

「断熱」とは、熱の伝導や対流を防ぐことです。建物に断熱材を用いると、壁や床、屋根を伝わる熱量を小さくするはたらきをして、外気温による室温への影響を軽減します。
これに対し、「遮熱」は断熱材では止めることが難しかった「放射熱」を遮る働きがあります。放射熱とは熱源から発せられる熱のことで、太陽からの熱が代表的なものといえるでしょう。



遮熱材はこの放射熱を反射するため、直射日光が降り注ぐ夏場の省エネ効果が高く、注目されています。
遮熱性を持つ素材をシート状に加工したものが「遮熱シート」です。
遮熱シートの性能試験では、同じように太陽光をあて続けた結果、表面温度に15℃もの違いが出た製品もあるのです。
熱を吸収することなく反射するためです。


遮熱シートの活用シーン

遮熱の仕組みは近年あらゆるところで活躍するようになりました。
住宅やその他の建物の塗料にも、遮熱性能を持つものが登場しています。

遮熱シートはテントや工場の中の間仕切り、トラックの荷台の帆、床や壁の保護フィルムとして多く用いられています。
外気を遮断するのではなく、太陽熱を反射するという仕組みから、屋外や簡易的な建築物における作業空間で絶大な効果が期待できる製品です。



作業環境の改善が生む多くのメリット

遮熱シートを建築物に取り入れることは、職場の環境改善につながります。
熱中症リスクの軽減はもちろん、暑さに耐えながら働く状態に比べると、作業効率や集中力のアップも期待できるでしょう。
優秀な人材の確保や、企業業績の向上、不注意から起きる別の事故の防止にも貢献します。



労働者と企業を脅かす労働安全衛生上のリスク

熱中症によって死亡に至る労災事故の発生件数は、年々増える傾向にあります。平成10年には年間10人でしたが、今やその倍以上になっているのです。
労災事故が起きると、その企業は社会的な信用を失います。
顧客や取引先を失ったり、人材確保が難しくなったりするケースもあるでしょう。
この大きなリスクは適切にマネジメントする必要があります。

おわりに

照り付ける日差しは作業員の体力と気力を、同時に奪っていきます。
作業効率の向上に、その対策は欠かせません。熱中症リスク対策には、
こまめな水分補給や休憩を忘れないことももちろん大切です。
それら加えて遮熱シートを有効活用し、労働環境の改善を図りましょう。


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