融雪剤・凍結防止剤とは?違いや使い方を解説

2017年12月20日

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冬になり、気温が下がってくると道路が凍結しやすく危険です。
雪道は、道路とタイヤの摩擦が少なくなっており、カーブの際の横滑りや、ブレーキの制動距離が伸びるといった現象が起きやすくなります。
また、発進と停止が繰り返されることで、雪道が踏み固められ、ミラーバーンにもなり得ます。
特に、山間部や橋の道路に関しては、気温も下がりやすく、道路が凍りやすいです。
自治体によっては、融雪剤を路肩に準備していますが、あまり雪の降らない地域になると、十分な備えができてないというケースもあります。道路の凍結は、スリップによる大事故につながることもあるため、対策は必要不可欠なものです。
また、融雪剤・凍結防止剤は道路での利用以外にも、駐車場、歩道・階段、会社・自宅玄関、学校・病院・老人ホームなどの各種施設など、幅広く利用されています。
ここでは、融雪剤と凍結防止剤について詳しく解説していきます。

 

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融雪剤と凍結防止剤の違い

融雪剤と凍結防止剤は、凍結や積雪した道へ用いられるということで、あまり違いが無いように感じる方もいるかもしれません。それでは、この二つにはどのような違いがあるのでしょうか?

まず、この二つの原材料から考えていきましょう。融雪剤は、主に塩化カルシウムでできており、凍結防止剤に用いられるのは、塩化ナトリウムです。この二つの成分の持つ特徴によって、用途の違いがあります。


【融雪剤とは】(塩化カルシウム) 塩化カルシウムの特徴は、凝固点を-50度程度まで引き下げることができるということです。ここまで下がると、どのような極寒の地でも一度に多くの雪を解かすことができます。また、塩化カルシウムの融雪効果は、数分から十数風程度で現れます。即効性があるため、雪が積もった道に撒くのに適しています。


【凍結防止剤とは】(塩化ナトリウム) 塩化ナトリウムの凝固点は、-20度程度と塩化カルシウムと比較するとその温度は高くなっていますが、特筆すべきは効果の持続力です。持続力を長く保つことができる塩化ナトリウムは、降雪に備えることに適しています。
降ってからではなく、降る前に撒いておくのが、凍結防止剤なのです。



融雪剤・凍結防止剤の種類

融雪剤・凍結防止剤の種類は、先述の通り、主なものは、塩化カルシウムと塩化カルシウムです。
また、それに加えて、UREA(尿素)を用いることもあります。
尿素の特徴は、金属やコンクリートへの負荷が小さいという点です。
尿素は散布する場所を選ばないという利点がありますが、高温状態になると匂いを発する場合もあります。
※状況によっては鯖が発生する場合もございます。



融雪剤・凍結防止剤の使い方、使用上の注意

初めて使うという方の場合、融雪剤と凍結防止剤の使い方についても覚えておくようにしましょう。


適切な量を守る


散布量は、1平方メートルにつき、30~100グラム程度にしてください。
これは、成人男性の一握りの量くらいに当たります。これよりも少ないと効果が薄まります。
撒きすぎについては、塩害の危険性もあります。塩化カルシウム・塩化マグネシウムには、塩分が含まれているため、撒きすぎると、コンクリートや鉄の腐食につながってしまいます。


直接触れないようにしましょう


塩化カルシウムは、直接素手で触れないようにして下さい。
スナック菓子などと同梱されている乾燥剤と同じく、水分と一緒になることで発熱をする性質があります。
手が荒れてしまったり、やけどのように痛みが残ったりするかもしれません。
必ず、ゴム手袋など、水分を遮断できるような素材でできたもので触れるようにしてください。



融雪剤の他の使い方

融雪剤は、雪道を解かすだけではなくそのほかの使い道もあります。

防塵剤


グランド・運動場のように、乾燥した土壌では粉塵が起きやすくなっています。
融雪剤をまくことによって、土に含まれている水分を吸収して、粉塵が舞い上がるのを防ぐことができます。
また、グラウンドへ防塵剤として散布する場合の注意点として、乾燥の度合いによっては、思ったような効果を得ることができません。
そのため、融雪剤を水溶液にしたものを散布するか、固形の融雪剤をまいたのちにグラウンドへ水も一緒に撒くようにすることで、効果を得ることができます。


除湿剤


水分を吸収する性質を持つ融雪剤は、工業用乾燥剤や、家庭用吸湿剤などに使われます。
工業用乾燥剤としては、コンテナ内の除湿、結露防止といった効果が期待できます。
乾燥剤として代表的なシリカゲルと比較して、吸湿容量が4~6倍ほど高く、高い除湿効果を発揮します。
家庭用吸湿剤として、クローゼットやタンスなどの除湿にも用いられており、その用途は幅広いものといえます。




まとめ

降雪や道路の凍結は、いつ起きるか分かるものではありません。
事故が起きてからでは遅く、普段からの準備が必要です
。融雪剤は開封さえしなければ、長く保存がききますし、開封してからも一冬くらいは使えるものです。いざというときのために、雪が降る地域、あまり降らない地域に関わらず、備えをしておくようにしてください。

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