フレコンバックの紫外線による劣化と正しい保管方法

2017年11月21日

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フレコンバックは正しく保管しましょう

フレコンバックにはさまざまなタイプがありますが、それぞれの特徴や注意点を把握し、正しく使用しないと破れてしまうなどの破損につながったり、事故発生の原因となったり、うまく利用できなかったりします。
作業時の注意点や縫製のほつれや破損などをチェックして、正しく使うことが大事です。
特にワンウェイタイプのフレコンバッグは、直射日光に弱いという特徴があります。
野外でワンウェイタイプのフレコンバックを保管すると、劣化を早めてしまうことがあるので、フレコンバックの保管方法についても注意が必要です。

 

 

ポリエチレンやポリプロピレンなどの丈夫な化学繊維で作られたフレコンバッグ。もともとポリエチレンやポリプロピレンといった材質は、直射日光に弱いものです。野外で保管すれば、最短1ヵ月くらいで劣化が始まることもあります。

フレコンバッグは、バージン原料の場合リサイクル原料のものよりも耐久性に優れており、さらにUV剤を添加することで、耐候性をアップさせることも可能です。しかし、野外での使用は劣化を遅らせることはできても止めることはできません。

UVシートの活用

フレコンバッグの劣化を防ぐには、UVシートを活用するという方法があります。
シートを利用すれば、紫外線や雨、風、汚れ、ホコリなどから守ってくれます。中には水の侵入を防げる防水UVシートもあります。梅雨どきなどは特に便利です。普通のシートには縫い目があり、そこから水が浸入する危険性もありますが、縫い目がないシートであれば、水の侵入を防ぐことが可能です。
シートも材質によって保管できる期限が異なります。一時的な保管に適しているもののほか、3ヵ月以上対応、1年間以上対応できるものなどもあるので、どのくらい機能が持続するのか確認してから購入するといいでしょう。

耐候性大型土のう

さらに対候性を上げるためには、耐候性大型土のうを使用するといいでしょう。
耐候性土のうは、屋外で使用することを目的としているものです。
土砂を充填することを前提として開発されているので丈夫です。ただし、耐候性土のうでも劣化しないわけではありません。バッグには1年、3年と耐候年数が決められているので、それを目安にしましょう。
さらにUVシートを併用することで、より高い効果が期待できます。

ランニングタイプのフレコンバック

ランニングタイプのフレコンバッグは、長期間繰り返して使用することを目的として作られたものです。そのため、丈夫で、修理をして使用することも可能です。ランニングタイプのフレコンバッグにもさまざまな種類があります。
高性能で効果も期待できるランニングタイプのフレコンバッグですが、価格が高くなるというデメリットがあります。中にワンウェイタイプの10倍もするものもあるため、用途や必要とする性能を考慮し検討することをお勧めします。

まとめ

ワンウェイタイプのフレコンバッグを野外で利用することはおすすめできません。劣化しやすいため、破れたり破損したりして、機能性が失われてしまうこともあります。また、事故につながったりする危険性もあります。どうしても野外で使用しなければならない場合は、UVシートの利用やランニングタイプのフレコンバッグなど、耐候性の高いものを利用した方がいいでしょう。

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