ブルーシートの規格サイズはなぜ0.9m単位なのか?

2015年07月13日

ブルーシートの規格サイズは なぜ0.9m単位なのか?

一般的なブルーシートには規格のサイズがあります。
例えば、タテヨコが3.6m×4.5mや5.4m×7.2mといったサイズが規格品として販売されています。


ずいぶん中途半端なサイズだと思いませんか?


ブルーシートは、0.9m単位で規格のサイズが決まっています。
そのため、3.6m(0.9m×4)、4.5m(0.9m×5)、5.4m(0.9m×6)といったサイズが多いです。


ロープを通すためのハトメ(ブルーシートの端についている穴の空いたアルミの金具)も0.9m単位でつけられています。


なぜブルーシートは1m規格ではないのか

なぜわかりやすい1mの規格ではなく、0.9mなのでしょうか。それは、日本の古い単位が関係しています。


尺貫法という古い長さの単位では、1尺=10/33m。1間=6尺(江戸間)と定められていました。
1間は、約1.8mです。この1間という単位が日本家屋の設計の際に使われており、1間が柱と柱の間の目安になっていました。


ブルーシートが建築途中の家屋の養生として使われることが多かったため、1間の半分の半間(約0.9m)単位でサイズ作ると使いやすかったようです。
今では家の設計に1間という単位は使われていませんが、ブルーシートの規格としては半間=0.9m単位が残っています。


9m以上は5m単位。30m以上は特注

ちなみに、9m以上のブルーシートは、10m、15m、20m、25mの5m単位のものが多いです。9m以上は、0.9m単位の規格サイズはほとんどありません。
30m以上のブルーシートが既成品として売られているところは見たことがありませんので、特注になると思います。


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